♯ちょっとした毎日。

♯ちょっとした毎日。考えること、食べること。

後悔と青い紫陽花。

ステージに立つ前からあの時の自分は泣きそうだった。弾き終わりステージから降りるとそこには母親がいた。顔を見るなりミスしてしまった悔しさで号泣してしまった。

昔はあれほど大きかった母親の肩はこんなに小さくなったのか。と心のどこかで冷静に感じながら、止まらない涙を流す。先生達が慰めてくれる。そんな言葉も素直に受け取ることが出来ない。

ようやく涙が止まり、自分の手もとに残ったのは後悔と青い紫陽花。この青い紫陽花はいわゆる参加賞的なもの。色んな紫陽花があり、好きな色を取ってね。と言われた。自分は青い紫陽花を選んだ。

数日経ったある日、ふと青い紫陽花の花言葉を調べてみる。「冷淡、無情、辛抱強い愛情」花言葉は今の自分のピアノに対する心情そのものだった。

土曜日、お母さんに青い紫陽花を渡す予定だが、手もとから青い紫陽花が離れると、自分のピアノに対する心情もどこかへ行ってくれるのだろうか。