♯ちょっとした毎日。

♯ちょっとした毎日。考えること、食べること。

おかん、努力の結晶。

1冊の料理本を手に入れた。それは表裏の表紙も取れシミだらけである。
f:id:aoisorax:20180625002931j:plain
これにはお母さんの、おかんの努力が詰まっている。

結婚する時この料理本頂戴と言ってもくれなかった。自分で料理本を何冊か買って作ってみたが最近の料理本はどこかもの足りず。お洒落に走ってたり家庭的で無かったりバランスが良くなかったり。

自分も結婚して1年ちょっと料理を作って今ではそれなりに本なしで料理を作れるが、どうしてもあの味が食べたい、そう思うことも多々あった。

からこそ、おかんの味の基本になってるこの本がどうしても欲しい。そう思って1年経った今もう一度言った。そうすると涙ぐみながらいいよ、とくれた。涙ぐんだ理由は思い出が沢山詰まってるから。と、言う。

確かにそうだ。自分が好き嫌いなく育ったのも色んなレパートリーで色んな味を教えてくれたのもこの本と二人三脚で頑張ってきたおかんのおかげ。おかんの努力の結晶。

全ての料理を覚えるほど作りこんだからこそ今では応用が効きかなりのレパートリーが作れるおかん。自分もそんなふうになりたいのだ。兄弟のいない自分は、何事もいつもおかんの背中を追い、いつか追いついてやる、と思って来た。

自分なりにおかんの努力は見てきたつもりで涙ぐむ意味も理解出来るからこそ欲しいが、ちょっと気がひけた。ほんまにええの?そう聞くと頷いた。

だから、持って帰ってきた。
やっとこれで料理のスタートラインに立てた気がする。

いつか絶対追いつくから。心からそう思う。